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2010年8月25日 (水)

老化防止には見栄をはれ

ひとの家の話で恐縮だが

アタシの友達の家庭事情も相当なもの

長男の嫁である彼女が 義母の面倒をみてる。

かなりの高齢の義母だが 

朝から広い庭をぐるぐる周るのが日課らしい。

こんなに暑い日が続いてもやめない。

意味があるのかどうか判らないが

とにかく歩き回る。

足腰は達者。ついでに口も達者。

耳が遠いので 自分の用件だけ喋ったら

相手の話なんざ聞いちゃいない。

(これまた響き渡る大声なんで友達は難聴寸前

たぶん地主さんなんだろう・・・

お金はたっぷり持ってる。

一緒に暮らす長男には何も贈与の手続きせず

布団の下に ゴムでバンドした泉屋のクッキー缶、

そこが彼女のすべてらしい。

どこでもそうだが 歳をとるとお金だけが頼り?

庭づたいに 嫁に行ってない娘が隠遁生活。

一日だけ 夕飯がその娘の担当なんだが

出来合いの海苔巻を玄関で渡してオシマイ。

嫁には「ありがとう」の一言もないけど

この(たぶん不憫に思ってるんだろう)娘には

「忙しいのにありがとうねぇ~」と優しい声を出し

大枚を惜しげもなく「はい、少ないけど」と。

娘は当然のように受け取り、とっとと帰る。

でも忘れずに 義姉には一言

「いいわねぇ~ あちこち遊び歩いてて」と。

 

うちと同じに ケアマネさんが来る。

とたんに元気になり いつにも増して大声で話す

「あたしは幸せ者。」

「娘が傍にいてくれてホントに幸せ」。

もちろん嫁には感謝の言葉もない。

 

友達が 一泊の旅行に出かけることになった。

事情をよく知るケアマネさん

「お義母さん、一泊のショートスティどうでしょう?」

が!間髪いれずおっしゃった。

「ショートスティやディは寂しい老人の行く処。

あたしには 何でもやってくれる娘がいるから×!」

いやはや・・・ 

こんな義母と24時間体制はしんどすぎる。

アタシにゃとても耐えられない。

幸せの基準は 人それぞれ違うから

このバアチャンも 本気で幸せと思ってるのかも。

でも どうやらそうではなさそう・・・な気がする。

他人様には「幸せそう」なバアチャンに見られたい。

そんな見栄をはるこたぁ~ないだろ・・・と思うが

きっと それが彼女の生を支えてるのだろう。

 

ふと思った。

昨日 ディケアの人に「旅行に行く」と言った母。

アタシには哀しそうに「病院」と言ったのに。

次子さんはこう言う・・・

「だってカッコ悪いじゃない、年寄りみたいで」

「センターの人にショートスティって言わないでよ」

 

家に居る時は アタシに怒られるくらいだらしない、

でも一歩外に出るとなれば 着飾る日々。

「生活にけじめがないと歳とるよ」と

寝巻のままの次子さんに言えば

「人が見てる時はちゃんとするから平気」と。

どこの家も 歳を召した親はみんなそうなんだろう。

《見栄》がなくなったらオシマイですから・・・とは

メンタルクリニックのドクターの言葉。

本当にそうみたい。。。

 

 

 

 

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コメント

やっぱりどこもそうなんですね(笑)

うちの母も、歯磨きさせるのにひと苦労…。
「健康のため云々」と言っても聞いちゃくれない!
でも「ディに行って、口が臭いって言われるの嫌でしょ」というと、素直に磨きます(笑)

やっぱり人からどう見られるか…という外界への関心は、いくつになっても大切なんですね。

投稿: ぽて猫 | 2010年8月25日 (水) 10時36分

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