心に過ぎるもの
「心に過ぎらないものを
過ぎったように見せるのが芝居かもしれない。
だけど、映画は違う。
過ぎらないものは出来ないよ、俺は。」
過去の放送で語った故高倉健さんの言葉。
「演技はテクニックじゃない。
生き方だと思ってる。生き方が芝居に出る。」
「役柄の、その一度っきりの人生を生きる。」
なんだか感動してる・・・まだまだ未熟な私。
頭の中では全部理解しているつもりで、
役に向かう時は「テクニックじゃない、生きる事」と
常に思って歩き始めるのだけれど、
本当に出来てるのか、一歩でも近づけてるのか、
いつも心もとないのが現実。
高倉健さんという偉大な役者さん。
不器用そうだし、けして派手ではないし、
《巧い役者》という感覚で観た事はないのだけれど、
あらためて いろんな作品を拝見すると
《スゴイ役者さん》だったんだなと思う。
ご本人が語るように
《心に過ぎったもの》はスクリーンに如実に表れ、
絶対に嘘のない、そこに生きている人間が居る。
本当に 役を生き抜く映画俳優だったんだなと。
日々の生活、生き方、考え方、感じ方・・・
貧しい時も 富める時も
幸福を感じる時も 不幸の中で歯ぎしりする時も
その一瞬一瞬を命に刻んでおかなきゃならない。
その全てが 役者である私の糧となっている。
それを肝に命じて生きて行かなきゃ、と
あらためて思い出させてもらってる今朝。
高倉健さんの年齢になるまでにまだ20年以上ある。
少しでも、一歩でも、近づきたい。
日々精進。喝を入れて頂いて有難うございました。
そして改めて
偉大な俳優のご冥福を心からお祈りいたします。
オーバードホール名作ミュージカル第五弾
《ショウボート》 全6回公演 日程
3月12日 (木) 昼公演 夜公演
3月13日 (金) 夜公演
3月14日 (土)昼公演 夜公演
3月15日 (日)昼公演
会場
オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
料金
一般5000円 ジュニア(小~高校生2000円(全席指定・税込)
お問合せ
(公財)富山市民文化事業団0736-445-5610
チケットのお申し込みは《ショウボート》と明記の上
下記のアドレスにお願いいたします。
misa-ticket@hotmail.co.jp
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コメント
以前、江利チエミさんの半生を描いた歌穂さんの舞台、追っかけたことがありました。夫婦だったんですよね。ご冥福をお祈りいたします
投稿: new(^^)/ | 2014年11月25日 (火) 00時31分
高倉 健さんの作品のうちの居酒屋兆治〜南極物語〜駅〜をプロジュースされたのが田中プロの田中寿一さんです〜健さんは、八幡の東筑高校〜田中さんは、小倉高校と郷土の大先輩ですね。
投稿: ダンキチ | 2014年11月25日 (火) 01時03分