訃報が届き・・・

昨日の朝、１０時７分、友人が亡くなったそうだ。

およそ三ヶ月の闘いの末、逝ってしまった。

私よりちょこっと年上の、演劇好きな友人。

ながい付き合いだった。

「生きてる限り、美沙さんの舞台は全部観に行く」

そう言っていつも豪快に呑み豪快に語る人だった。

面白い芝居や本の話をよくした。

物知りでよくいろんな事を教えてもらった。

前にも書いたけど・・・

「美沙さんは忙しいから言わないで」と

意味不明の奥さんの願いから、

結局　最後まで全く連絡もなく、見舞いも出来ず、

訃報さえ彼女からは届けて貰えなかった。

だが、この妻である人も私には長きに渡る友人。

結局一度も何の連絡もなく過ぎたこの三ヶ月。

偶然バッタリ道で会った時も

逃げるように行ってしまった彼女。

なんで？なんで？気がかりで苦しかったのに。

しかも逝っちゃったのに・・・それでも音信不通？

けどさ・・・けどさ・・・

アンタの旦那だっただろうけど、

私の友達でもあったんだよ。

週末に集う大事な仲間だったんだよ、上釜さんは。

本当は正直　腹が立ってる。

友情って何？私ら　友達じゃなかったの？

私が勝手に友達だと思ってた２０年だった？

マジに　本気で　腹が立ってる。

でも、それ以上に虚しく哀しい。

でも　もういいよね・・・

あのまま、生きてる上釜さんを見たくなかったし。

元気で話好きな上釜さんの記憶だけとっとくから。

安らかに。三ヶ月　ご苦労様でした。お疲れさん。

天国に行ってもベチャクチャと喋ってて。

あっちでも　きっと物知り博士で楽しくやれるよ。

いつの日か天国で会ったらまたお喋りの続きしよう。

面白い本や芝居の話、いっぱいしよう。