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2016年7月12日 (火)

一番大事なこと

芝居が好きで、

いつか必ず 私は舞台に立つという野望を抱き、

気付いたら 44年も経っていた。

何も持ち合わせていない俳優志望の私に

根気よく教えてくれた沢山の講師や先輩諸氏。

海のモノとも山のモノとも判らない私に

チャンスを与えてくれた 恐れを知らぬ?演出家。

あの頃、私は《芝居づくり》《作品づくり》に

どんな想いで挑んでいただろう・・・

よく考えてみれば 私の中に渦巻いていたものは

「いい役者になりたい」・・・それだけだった気がする。

つまり、中心はあくまで《自分》である。

自分がいい役者になりたい、ただそれだけ。

 

演出家は事あるごとに「作品に貢献しろ」と仰ってた。

そして 私もそこを解ってる気で歩いていたはずだが、

本当は この大事なことを うんと隅に置き

やっぱり 常に「自分がいい役者になりたい」の想いが

何よりかにより優先、何より強かったのではないか・・・

だけど・・・「いい役者って・・・何なんだ?」

 

いつから 私は変わったのかな・・・

何が 私に変化を齎したのかな・・・

何よりも 自分がいい俳優になる事や 

前に進む事に執着してた時代が 確かにあった。

「誰のために、舞台に立ってる?」と聞かれたら

あの頃の私は どう答えていただろうか?

 

今 煙が目にしみるの稽古場で

何人もの若い役者が悩み もがき 苦しんでいる。

壁を打ち破れない自分の頑なさに、

自分の限界に挑戦しきれていない現実に、

演出家の言葉を真に理解しきれないもどかしさに。

「世の中からはみ出た俺たちは 死にもの狂いで

いい芝居作っていくしかないじゃないか。

お客さんに喜んでもらう。

それしかないじゃないかッ」と菊地さんは檄を飛ばす。

 

自分だけに執着していたら、壁は乗り越えられない。

自分より作品、自分より相手、自分より観客。

「観に来て下さるお客様のために」という強い想いが

必ず 我が身の成長に繋がるし

結果 自身の俳優としての進歩があるのだという事を

早く気付いてくれたら嬉しい。

役者の技量云々よりも大事なものがあるという事、

それが 芝居者の歓びなのだと実感することを。

でも。。。

本当に 作品のため、お客さんのためとなる日は、

心の底に真に根付くのには、

沢山の時間がかかるのだろう。

 

明日開幕。

お蔭様でチケットは 続々と完売の日が。

本当に有難い。

みんなで積み上げてきたこの素晴らしい作品が

ひとりでも多くのお客様の心に届くように

我を捨てて ただただ作品に貢献しよう。

 

 

     公演のお知らせ

  だるまちっくシアター《煙が目にしみる》

 いよいよ明日開幕。

 原案 鈴置洋孝  演出 菊地一浩

  2016年 7月13日~21日
  荻窪 アトリエだるま座にて

 チケットご希望の方は
 下記のアドレスへお願い致します。

 チケット予約受付中

http://ticket.corich.jp/apply/73445/004/

 

 

 
  劇団だるま座20周年記念公演

   《愛しきは》
     馬鹿一とその隣人

 作:八田尚之  演出:菊地一浩

 2016年9月9日~14日
 
 劇場:TACCS1179
  
  9月9日 19:00
  9月10日 14:00  19;00
  9月11日 14;00  19:00
  9月12日 19:00
  9月13日 19:00
  9月14日 14:00

 早割チケット:指定席 3000円
 (7月13日~8月8日13:00まで受け付け)
 指定席:4500円
 自由席:4000円
 当日(自由席:4800円
 学生(自由席:3500円
 サポータークラブ 3600円

 ☆《煙が目にしみる》ご観劇のお客様は
  早割チケットをご利用頂きますと
  1割引きの特別価格でご覧いただけます。

 
http://ticket.corich.jp/apply/73629/003/

 

 

 

 
 
 
 
  

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コメント

「プロデューサー」というミュージカルは、興業の大失敗を期待してキャスティングをしていくのですが、逆に大成功してしまった。逆転の構図の面白さでした。興業ってやってみないと分からない、水ものという側面もあって、一概に、「貢献しろ!」が逆に解釈されたりします。だから、偉い大演出家であろうが、うだつの上がらない凡夫の演出家であろうが、どうなるか分らないところもあります。そこがね、セオリーどおりいかない舞台の面白さ、ファニーさたまらない刺激さだと思うのです。

投稿: new(^^)/ | 2016年7月13日 (水) 01時06分

そうです。確かにセオリー通りにはいかない事も。
それでも、演劇に携わる人は、いやどんな職種の人であっても、常に真摯に、果敢にやっていくべきだというのが、私の信条なのですよね。失敗を恐れずに、驕らずに。
私だって偉そうに言えるほど日々クソまじめになんか生きてませんけど…ね。まっ、何が起こるか、ダメ人間と思われてた人が大成功するとか、確かに解りませんし、そこが人生の面白いとこでもあるのでしょう。

投稿: Misao | 2016年7月13日 (水) 01時36分

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