新たな山を登れ
今夜は 一年に一度の《菊地ワーク発表会》
昨年お世話になった だるま座さんの若手公演だ。
今年の一本は ニール・サイモンらしい。
でも、この菊地ワークも どうやら今回で終りとか。
十年間 若手の育成に努めてきた菊地さんが
このカンパニーを去る。
菊地演出だからこそ演ってきた私も同時に抜ける。
(抜けるというか、まあ私にゃお呼びはかからんな)
この数年の若手教育を傍で見ていた私の心配は
この子たちの行く末。。。
舞台に立つという事も 基本的な技術も
まったく何もない処からのスタートだった子たちが
少しずつではあるけれど成長してゆく姿を見てきた。
劇団の形態や方針が変わる中で
「真の舞台人を目指して もっと学びたい」と言って
同時進行していた もうひとつの菊地ワークGに
移行した人も居る。
劇団を維持し 続けていくというのは本当に大変だ。
殊に小劇場ともなれば その苦労は計り知れない。
方針が変わる事もあれば・・・まあ様々な問題も。
何十年と、劇団に守られてきた私なんかにゃ
そんな苦労など全くもって分からないから
何が正しいなんて事も言えないのだけど、
育ちつつあったあの子たちには
自分の演劇人生を立ち止まって考え 悩み
またコツコツと道を歩いて行ってほしいと願ってる。
さて。。。そうなると。。。
私達も 新たな山登りに挑もうじゃないかっ
幸いな事に ここには優れた本、優れた演出家、
そして 芝居が何より好きな個性的な仲間達がいる。
この歳になって 新たな山登りをするとは
夢にも思っていなかったが。。。いいじゃないかッ!
人間 死ぬまで挑戦の日々
この山登りはかなり厳しいだろうが
やってみる価値はきっとあるよっしゃッ
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