定番 初日前の夢
やっぱり見てしまう 初日前のあの夢
もう ホントに定番の様に見てしまう。
どんなに稽古をしていても、
寝る数時間前に 台本も読んでいたというのに、
必ず 夢のなかでは大汗をかいてしまう
『えっ?こんな場面あったっけ?』
『まだ続きがあったんだっけ?』
その場面は自分の勝手な創作である場合もあるし、
別の作品との合体?いやもうゴチャ混ぜの時も。
案の定、夢の中の本番中の私は
例によってアタフタしながら 夢の出口を探す。
ほんと。。。もうヤダねぇ、この商売。
夢の中の私は『夢だ』と自分に言い聞かせている。
が。。。
『もしかしたら続きがあった事を忘れてるのかも』と
足掻き続けてしまう。どうしても。
サッサと起きてみたらいいものを
終らない夢。。。
散々苦しんだ末、仕方なく、ガバッと起き上がる。
結局 台本を開いて 確認せずにはおれない。
だから。。。初日前は 必ず睡眠不足に陥る
今朝も寝た気がしない。
初日は明日で、今日は当たり稽古だというのに
何を今からアタフタしてんだッ
何年やってんだこの仕事
小心者の自分に腹が立つ。そして眠いぷわ~
こういう時は 祖母の残した言葉に頼ろう。
本当に こんな諺があるのかどうか知らないけど
何か大事を前にして 怖くて仕方ない時、
祖母はガハハと笑って 背中をドンと叩いてくれ
「山より大きい猪は出らんのやけん」と
豪快に そして悠然と言い放った。
| 固定リンク
コメント