オミを偲ぶ
東京公演だけにとどまらず
全国を駆け巡る劇団四季のメンバー。
オミちゃんも 全国各地の舞台に出ていた。
人懐っこい男だったし
地方に行けば 必ずライブハウスを見つけては
常に持ち歩くギターを抱えて
「歌わせて~」と飛び込み、そこで友達も作ってくる。
よく共演した兄貴分?の広瀬さんは 渋い顔して
「お前 芝居やりたいのか歌いたいのか」と
よく説教していたもんだ。
しかし、そのおかげか、日本全国津々浦々に
友達がいたオミちゃん。
昨日、嫁の菊がやってきた。
菊とオミをよく知る人が わらわらと現れ
病気が分ってから撮り続けたという写真を見ながら
「オミ 外人みたいな顔になってるじゃぁ~ん」
「そうなのよ。痩せてせっかくイケメン顔になったけど
残念ーーーッ!その期間 短ーーーーいッ」
泣いたり笑ったりの偲ぶ会というか飲み会というか。
余命三ヶ月と言われたのに
あの明るさと「必ず舞台に戻る」という強い想いが
オミを頑張らせ、菊を頑張らせた。
医者から「余命三カ月」と宣告され
泣きはらした顔で病室に戻った菊にオミが言う。
「俺 平気だからホントの事言え」
指を三本たてて泣く菊に ニッコリ笑って
オミ「な~んだよ、三年あるのかよ」と言ったそうな。
ポジティブというかアホというか。。。
でも、そんなオミだからこそ、LOVELOVE夫婦は
最後まで二人三脚で 治療の合間に楽しい旅をし
美味しいものを食べ、素敵な時間を色濃く過ごした。
久留米から 大阪名古屋京都と
菊は《お礼の旅》を一人で続け東京の仲間に挨拶し
我が家に来てくれた。オミを連れて。。。
ちゃんとお別れが出来てよかったよ。。。
て言うか。。。
まだ すぐ傍に居る気がしてならない夜でしたけど。
劇団菊地ブログ
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